2013年9月20日金曜日

37才にして字が書けるようになりました。



うちの二歳八か月の子供が最近お勉強ごっこあそびというものをしていて、僕はそれをまいにちひたすら見させられる。
パパは見てるだけといわれ、見てないとみててといわれ、なにか手を出したり見本を見せてもダメと言われる。

文字の形は全然合っていないんだけれど、どうやらABCを書いているらしい。
うまくかけなくて、ママに書いてもらってそれをよーくみて自分のと比べているよう。

不思議なことに毎日ママの文字を書く姿を見てるだけで、

文字は左から右または上から下に書くこと、
文字と文字の隙間を空けること、
文字は全部同じくらいの大きさに書くこと、
文字に対応する音があること。
字は読める、
字は書ける、
文字がいくつか集まって何かのものを表すこと、
文字がたくさん集まるとなにか意味のあることがかいてあること、
文字は相手に何かを伝えるときに書くもの
自分はママと違ってうまくかけない。
ママは字が書ける。
字を覚えて書くことを勉強というらしい

などいろいろなことを子供は分析して覚えているらしい。
文字を書くアルゴリズムを見るという行為をして導き出しているのである。


これらから分析するに、僕は子供の前で字を書いたことがないので、子供にいろいろ聞いてみた。


Q 保育園の先生は字が書けると思う人

先生は字がかける。


Q パパは字が読めると思う人

パパは字がよめる。

Q パパは字が書けると思う人

パパは字がかけない。


なんかわかったぞ!
どうやらうちの子供はパパが字を書けないと思っていて、私がママに教わった文字を書いてパパに字を教えあげているのである。
そう、勉強をしているのは子供ではなくてパパなのです。

真似をすることとごっこ遊びをすることが、真似をすることを真似することになる。
この単なる欲求行動の組み合わせの中に自然と再帰性がうまれることが人類が文字や文化を獲得し伝承できた仕組みなんだと1人で感動。

そういえば保育園ごっこもいつも僕が赤ちゃん役だし、おうたも僕が歌うとダメといわれるんだよね。
明日朝、子供に言おうと思う、パパに字を教えてくれたらパパ字が書けるようになったよって。



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