2012年1月6日金曜日

採用

僕、人事の仕事を専門にしているわけでもないのですが、なぜか毎年毎年ベンチャー企業大企業を問わず、いろいろな会社のいろいろな方から理系エンジニアの採用の仕事を手伝えと言われます。
就職塾みたいなところで学生にアドバイスしたり、ベンチャー企業で面接したり、大学で就職イベントしたり、企業の採用制度の改革だったり。いまやプロ野球団を買収するまでになった、企業がまだ無名のころに、横でとても面白い採用をしていて感動することもありました。

本業の仕事があるので、本業の仕事が終わった後や土日しかできないのですが、これらに毎年何十時間もかなりの日数をさき、しかもそれを無償でやれと言われます。
そんな無茶なと思っているんですが、ただだからいろいろな人から頼まれるんです。

これだけいろいろな企業の採用の裏側を知っているとコンサルタントができそうな気もするし、特に契約とかも結んでいないのでたまに誰かにしゃべりたくなります。
なのでちょっとだけ書いてやる。

去年このような面白い採用広告を出した会社があります。
http://career.worksap.co.jp/newgraduate/geek/index.html

どの企業もこれをライバル視し、今年はこれより良い採用を考えるわけです。

それでユニクロはこんな感じで「世界を変えよう」
http://www.fastretailing.com/employment/ja_jp/local/jp/graduate/
あと出しなのですごいかっこよくなってる。


ソニーもこんな感じで「ルールを変えよう」。
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/Jobs/newgrads/concept/index.html
理系では「コードで世界を変えよう」なんてします。
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/Jobs/newgrads/sus/go_for_it.html
さらにあと出しなのでさらにかっこよく。

最初にこれをやった企業とキャッチフレーズを考えた方々、やっぱりすごいと思います。
時代の流れとか社会の閉塞感とかそういうものを実に良く捕らえているなぁと。
そして、他の人が真似をして世の中が少しずつ変わっていくのがなんとなく面白くて笑えます。
このままいくとさらにすばらしい四番手が出てくるのではないかと四番手を探している今日この頃。