2015年1月26日月曜日

Raspberry Pi とか Arduino 高くない?

最近、ちょっとしたブームになっている、Raspberry Pi とか Arduino。
日経新聞によると安くて小さくて遊べるから人気らしいです。

電子工作世代にブーム 超小型PC「ラズベリーパイ」
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO79030620Z21C14A0000000/

Raspberry Pi が5000円前後、Arduinoは2000円前後で買えるため、ベンチャー企業がガジェット開発するときにもよく使います。

これらを一個だけ買うのならば安いんですが、同じものをいくつか用意しようとすると数万円規模でお金がかかるので、気軽にたくさん買えないんですよね。というかひとつ数千円って高くないですか?同じお金で発泡酒が約50本、一日二本飲むとすると一ヶ月飲める分買えるんです!

小、中学生や個人で実験とか試作とかするならばできれば500円以下でないと、たくさん買えない気がします。
そこで500円以下で32ビットの組み込みのガジェットが比較的簡単に製作できる最小の構成を考えてみました。


1 CPU

PIC32MX120F032 1個200円
二十年前だと数十万円した32ビットのMIPSが、いまはたった200円
価格は倍位しますが、TV出力できるタイプのものもあります。

2 基板
秋月電子で売っている、ブレッドボードのパターンが印刷されている基板です。
ブレッドボードで考えた回路図をそのまま基板にできます。
一枚 80円

3 電源系


3.3V 150mAの低損出レギュレータが1個50円
ACアダプターを基板につける変換基板が全部で100円
レギュレータの入出力端子の前後とPICのVCAP端子につける10uFのセラミックコンデンサーが3個で60円
MCLR端子につける10kオームのプルアップ抵抗が10円

4 コネクタ

基板につけるピンヘッダー 1個40円



これで全部品終わり。ピンヘッダーがいらなければ1セット500円、ピンヘッダーを含めても1セット540円くらいで32ビットの組み込みプログラムができます。安くない?
これならば作ったものを気軽に人にあげたり、試作ができる気がします。
同じものを数百個作るんであれば量産するより安い気もします。


あと、実際にプログラムをマイコンに書き込むのに4500円のPicKit3が必要ですが、これは一回買えばよいので。

また、作った基板でパソコンやスマートフォントと通信したい場合、RN42無線モジュール評価キット2400円をつなげれば、USBシリアルやBluetoothで通信できます。


2015年1月22日木曜日

ZigBeeを買ってみた。

ZigBeeの規格を調べていたら、規格上1500メートル離れたところでも無線シリアル通信ができるようです。さらに、あいだに中継用のZigBeeを挟めばさらに遠くまで無線シリアル通信できるようです。

 ZigBeeで遊んでみたくなったのでさっそく実験基板を秋月電子で買ってみました。

まずこれ、Xbee USBインタフェースボートキット。これでPCからZigBeeをセットアップしたり、相手のZigBeeとシリアル通信したりします。電源の役割も果たします。


次はこれ、Xbee Pro ZB S2B。ZigBeeのモジュール本体基板です。この基板いろいろな種類のものがたくさんあり、どれを買って良いのか迷います。とりあえずこれで良さそう。

 この二つを五千円くらいで揃えれば、一応Zigbeeで遊べるのですが、相手と通信するためには同じものを最低2セット、中継するにはさらにもう1セットいります。


純正のZigBee RF開発セットもあるのですが、これは三万円以上するので今回はパス。
でもこれ欲しい。





センサー用のケーブルを作ってみた。

スマホで温度とかはかってみようと思い、センサー用のケーブルを考えてみました。
左から、センサー、同軸ケーブル、Fコネクター、Fメス・RCAオス変換アダプター、RCA・DIP化キット

全部秋月電子や千石電子で買える部品ばかりで、こんな感じで部品をつなげて、センサーケーブルを作ります。

Arduinoとかにこのケーブルと、この前ブログで紹介した、RN42シリアルBluetooth変換基板をつなければ、スマホから簡単に温度とか明るさとかはかれるはず。