カメラのレンズはマウントアダプターを使えば他のメーカのボディーにつけることができます。
しかし、フランジバックの長さが長いボディー用のレンズをフランジバックが短いボディーにはマウントアダプター経由でレンズがつけられるのですが、その逆はマウントアダプターが作れないというか、売られていないのでつけられません。
たとえばキャノンのEOSのレンズはソニーのNEXのカメラにマウントアダプターを介してつなぐことができます。しかし逆にソニーのNEXのレンズはキャノンのEOSのカメラにはつなげられません。
でも本当は作れるんです。無理やり作ってつなげると標準レンズがマクロレンズになりますが、イメージサークルが同じならばきちんと撮影できるはず。マウントアダプターが売られない理由はたとえ作ったとしてもレンズがマクロレンズになってしまうためにただ作らないだけなのです。
そこで、NEXレンズをEOSボディーにつなぐマウントアダプターを作ってみました。
作り方。
まず、NEX用の接写リングとニコン用の接写リングをそれぞれ用意します。
ソニーのEマウントとニコンのFマウントは内径が同じなので、接写リングのボディー側とレンズ側の口が相互につながります。これでソニーEマウントからニコンFマウントのアダプターができます。
ニコンFマウントからEOSのEFマウントに変換するアダプターは市販されているので、されにこれをつなげるとソニーEマウントからEOSのEFマウントに変換するアダプターができます。
フランジバックがとても長くなっているのでNEX用の標準レンズをつなぐとマクロレンズになってしまいますが、イメージサークルの大きさはどちらもAPS-Cサイズなのでイメージセンサーの全領域できちんと画が写るはず。うちの赤ん坊が横でこのカメラをペロペロしようと狙っているのでマクロ撮影がゆっくりできませんが、とりあえずきちんと撮れています。真ん中しかピントがあっていないのでもう少し絞りとかを調整しないといけないと思うのですが、それはまたあとでゆっくりやります。
0 件のコメント:
コメントを投稿