2011年12月24日土曜日

アンパンマンなかよしコンサート

クリスマスやお正月が近いので日本のおもちゃについて。

メーカーで物を作っていて思うのですが、最近のおもちゃって中国製が多いので、コストの問題でなんか完成度が低いものが多いのですが、久しぶりに完成度の高いおもちゃを見ました。

それがこの「アンパンマンなかよしコンサート」という幼児向けのピアノ。
 昔は「アンパンマンわくわくコンサート」だったらしく、さらに初期のころは「ピヨピヨコンサート」というものだったらしいです。




 森 俊憲さんという方がデザインをされているようです。
http://carnival2009.blog66.fc2.com/category22-3.html#entry165
http://carnival2009.blog66.fc2.com/category22-3.html#entry184
http://carnival2009.blog66.fc2.com/category22-3.html#entry166

生産はもちろん中国なのですが日本でデザインをやっているようです。

音の出るおもちゃって基本的に音が良くないといけないと思うのですが、これはきちんとしたスピーカーの音がする。さらに、音の高さ、曲の調、など基本的に全部あっている。鍵盤をおした感覚が良い。塗装がきちんときれいにされている。色がきちんとしている。指をはさまないようになっている。なめても良いようになっている。落としても平気になっている。大きくなっても長い間楽しめるようになっている。・・・

などどれも基本的なことなのですが、これらのことを全部完璧にやっているおもちゃってなかなかないんですよね。とくに電子的な機構が入っているおもちゃって、電気的な部分にお金がかかるのでこういう部分がおろそかになるのですが、これはかなり完成度が高い。

また、物って目的がはっきりしていないといけないし、創造的でないといけないし、楽しくないといけないと思うのですが、これらもはっきりしてます。芸術の域に達している。

唯一の不満は、アンパンマンだけに本体がパンの色をしていないといけないと思うのですが、理由がたって色を変えたそうなのです。

 こういういいおもちゃがたくさん世の中に受け入れられると良いですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿