おじさん、最近ヘッドフォンアンプを作ろうとしてレールスプリッターではまってしまいました。
オペアンプのICを使おうとするときに最初につまづく負の電圧源。
よくオペアンプの教科書に+5Vと-5Vを作らないといけないなんて書かれています。
おじさんも大学生の時にWebなんてなかったから、どうやって負の電圧を作ればいいのか何か月もなやんだしなぁ。
この負の電圧を仮想的に簡単に作るのがレールスプリッター。
レールスプリッターをつかうと、オペアンプのICがACアダプターなど単一電源で使えます。こんなに便利な回路なのですが、なぜか「定本 opアンプ回路の設計」の本とかにもレールスプリッターのことが書かれていません。なんで?
ネットに落ちている回路図はこんなかんじでTIのTLE2426のICを使うものが多いです。
しかしここ数か月、秋月電子でなぜかTIのICが売っていません。
【質問】TI社の半導体製品が生産終了でないのに在庫限りです。どうしてですか?/TIのIC単体を購入できませんがどうしてですか?
[2020/07/21 15:13:44]
【回答】メーカーの方針によりエンドユーザーを特定できない流通経路での販売が禁止されたため、今後の入荷の予定はございません。ご迷惑とご心配をおかけして申し訳ございません。何卒ご理解の程お願い申し上げます。なお、互換品がございましたら是非情報をお寄せください。
ChinaPostから届く、電子工作のキットとかレギュレーターICとかオペアンプとかって結構偽物の部品が届くしなぁ。ダイソーとかで売っている電気小物の回路図も必ずどこか間違えてるし。TIも信頼できるところにしか自分たちの部品を売らないらしい。
米中貿易戦争の影響がこんなところにも来ているのか。
でもレギュレーターもオペアンプもロジックICもオーディオアンプもほとんどのアナログICってTIじゃないか!
なんで正規品が売っている店で正規品が売れなくなるんだよ!
どうやってTIのICを使わずにオペアンプの電源を作ればいいんだよ!
そもそもオペアンプの電源を作るのにオペアンプがいるってなんで??
などいろいろな疑問がたくさんわいてきます。
世の中にはすごい方がいらっしゃいまして、もうとっくにTIのICを使わない、高性能のレールスプリッターを作っている方がいらっしゃいました。しかも、安いし高出力だし、かなりすごい。
http://settembre21x.blogspot.com/2016/05/njm386lm3866v.html
おじさんも大学時代にLM38xがあれば、負の電圧も作れるし、増幅もできるからオペアンプいらないじゃんと思っていたんですよね。
LM386だとTIだけじゃなく新日本無線とか台湾メーカーからも出てるICなので、もうTIのICなんか使わない。